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横浜都心臨海部のビジネス&カルチャー情報を配信する「ヨコハマ経済新聞」編集部のブログ

海の見える美術館

今日は横浜ではなく、お隣の横須賀市の話題で失礼します。4月28日のことになりますが、横須賀美術館がオープンしたのはご存知でしょうか。

場所は三浦半島東部にあたる、観音崎公園内。電車の場合は京急線「馬堀海岸」駅や「浦賀」駅からバスで、車の場合は横浜横須賀道路「佐原」ICから8kmと、横浜からでも1時間ほどあれば行くことができます。

特徴的なのはやはりその立地と建物。目の前が海!ということで、ガラスを多用したり、壁面に外の光を取り込む円形の窓がつけられていたりと開放的なつくりになっています。

開館記念《生きる》展も、ストレートなテーマに多様な現代美術作品でアプローチしたよい展覧会でした。

ヤノベケンジさんの巨大なロボット作品や、館内にいたずらをしかけるようにして展示されている木村太陽さんの作品などがおすすめです。横浜美術館で開催中の「水の情景」展にも出品されている石田尚志さんの作品も見ることができました。

展示を見終わったら目の前の海岸線を散歩!もいいですが、屋上もおすすめです。


筆者 橋本誠

横浜国立大学マルチメディア文化課程卒業。ギャラリー勤務を経て、フリーのアートプロデューサーとして活動している。主な企画展にReading Room(BankART studio NYK/2005)など。2006年11月より横浜ベイクォーター内「ギャラリーBOX」の作品展示をP3 art and environmentの芹沢高志と共に企画・制作。2007年9月に横浜・神戸で開催予定の「都市との対話」展を準備中。

展覧会・イベント情報サイトTokyo Art Beatのレビューページ「TABlog」に編集兼ライターとして参加、ポータルサイトAll About「アート・美術展」ガイドを担当するなど執筆活動も行っている。