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桜木町駅

みなとみらい21地区の玄関口として多くの人を迎え入れている桜木町駅ですが、この駅は新橋駅とともに鉄度発祥の地として長い歴史があり、その歴史を伝える記念碑などがあるのですが、今の駅周辺の流れからするとほとんど気が付かれることがないような場所にあるものもあります。また、これら以外にも以前紹介した「汽車道」、旧東横線桜木町駅跡や高架など鉄道関連の見どころがあります。駅周辺にあるいろいろな鉄道遺産を探してみるのもいかがですか。


桜木町駅周辺の鉄道記念碑
鉄道発祥記念碑:
桜木町駅前道路ぎわに、最初の鉄道に使われた双頭レールを利用して作られた記念碑が建っている。
モレルの碑:
イギリス人技師エドモンド・モレルは、工部省の招きで1870年(明治3年)3月9日に横浜に到着し、鉄道建築師長として鉄道建設の指揮にあたった。しかし、過労から明治4年9月23日に開通を見ずに逝去。モレルの偉業をしのび、その功労を讃えるために建てられた。
開業当時の横浜駅長室跡碑:
最初の横浜駅のあった場所は現在の JR桜木町駅。駅前地下街の入口左側の柱に、「開業当時の横浜駅長室跡」の石板がはめ込まれている。



桜木町駅の歴史
JR:
1872年6月12日(明治5年5月7日) 品川〜横浜間で仮開業した日本初の鉄道の横浜駅として開業。
1873年(明治6年)9月15日 貨物の取扱を開始。
1887年(明治20年)7月11日 官設鉄道が国府津駅まで延伸開業、スイッチバック式の配線となる。
1909年(明治42年)10月12日 東海道本線所属駅となる。
1915年(大正4年)8月15日 横浜駅(2代目)開業により、桜木町駅に改称。東海道線の電車線の終点駅となった程ヶ谷駅(現在の保土ヶ谷駅)への路線が廃止され、スイッチバック解消。
1915年(大正4年)12月30日 貨物の取扱を廃止。駅東側に新設された東横浜駅に業務を移管。
1951年(昭和26年)4月24日 構内で京浜線電車が全焼し、死者106名・負傷者92人を出す大惨事となる(桜木町事故国鉄戦後五大事故の一つ)。
1964年(昭和39年)5月19日 根岸線磯子駅まで開通、同時に根岸線所属に変更。
1964年(昭和39年)6月1日 東海道本線貨物支線(高島線)が高島駅まで開通。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。

横浜市営地下鉄
1976年(昭和51年)9月4日 横浜駅関内駅間の開通時に開業。
2007年 (平成19年)5月12日 ホームドア使用開始。

東京急行電鉄(廃止):
1932年(昭和7年)3月31日 東京横浜電鉄(現在の東京急行電鉄)の東横線高島町駅から延伸開業、その終着駅として開業。
2004年(平成16年)1月31日 横浜高速鉄道みなとみらい21線の開業に伴い廃止。

桜木町駅 Wikipedia



横浜観光コンベンション・ビューロー観光情報サイト 史跡情報
http://www.welcome.city.yokohama.jp/tourism/manabu/a_area/shiseki.html