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横濱カレーミュージアム閉館セレモニー

ヨコハマ経済新聞のヘッドラインニュースや特集記事にたくさんの話題を提供してくれたカレミューが31日に閉館した。

ここ数年、カレミューさんは、「カレー」×「横浜」で地域ブランディングに大きく貢献した。

2001年1月、中区伊勢佐木町商店街に世界でも唯一のカレーのフードテーマパーク横浜カレーミュージアム」がオープン。その後、地元伊勢佐木町商店街には来街者が増加するという現象が起き、横浜松坂屋の売り上げも増加。また、当時横浜市では、中田宏市長が就任当初から「カレーランチミーティング」を行い、マスコミの注目を浴びている時期でもあった。メニューとしてカレーが選ばれた理由は、カレーは嫌いな人がいない国民食だからだという。カレーは横浜が発祥の地ということもあり、「カレーで街おこしが出来ないか」と考えついたのが、このプロジェクトの始まりだったという。横浜市内のイベントの企画運営等を行う広告代理店「株式会社 横浜アーチスト」の梅谷さんと、当時横浜情報文化センター顧問だった田代昌史氏が「カレーで横浜を活性化しよう」と発起。田代氏は神奈川新聞やtvkでのキャリアも持つ、横浜の情報通。作家の山崎洋子氏や横濱カレーミュージアム プロデューサーの井上岳久氏に話を持ちかけてみると「それは面白い」という反応。当時は横浜市が横浜観光プロモーションフォーラムを開始し、横浜の観光振興に取り組み始めた頃だった。その波に乗ろうと、有識者を集め、2003年3月、田代氏を委員長にハマカレー制作委員会を結成。

カレーのテーマパーク「横濱カレーミュージアム」(中区伊勢佐木町1、TEL 045-250-0833)は6月2日の「カレー記念日」を記念し、日本最古のカレーを再現し、6月2日から4日までの期間限定で販売する。


カレー以外にもさまざまなチョコレートやビールなどの食品をテーマにした企画もたくさんの行われた。

カレーのテーマパーク「横濱カレーミュージアム」(中区伊勢佐木町、TEL 045-250-0833)は2月1日から3月31日まで、ユニークなチョコレートを販売する「変(へ)なチョコ博覧会」を7階物販店「マサラヤ」で開催する。


ちなみに、2004年4月に創刊したヨコハマ経済新聞の3年間の記事の中で「カレーミュージアム」を含む記事は76本あった。
http://www.hamakei.com/search.php?search_word=%A5%AB%A5%EC%A1%BC%A5%DF%A5%E5%A1%BC%A5%B8%A5%A2%A5%E0

ミュージアムの閉館の理由は、「知られざるカレー文化の魅力を広く一般に紹介することでビルと商店街を活性化させる」という初期の事業目的を達成したためで、同社は同館閉館後、新機軸のエンターテインメント施設への転換を検討しており、ナムコの企画設計集団「チームナンジャ」とともに新たな企画を構想中とのこと。


今後もユニークな展開をしてくれることを期待したい。