山下公園
こんにちは。
今週は、横浜港をもっとも象徴する場所のひとつ、山下公園についてです。
山下公園あたり一帯ははかつて、フランス人居住区に面していたことからフランス波止場と呼ばれていました。静かに波が打ち寄せるその波止場地域は、多くの市民が海水浴や潮干狩りをしたりできる憩い場所でもありました。
そんなフランス波止場に意外な形で公園へとなっていきます。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災、および地震後に発生した火災ために市内の被害はよりいっそう拡大し、多数の犠牲者とともに多くの建築物が倒壊・焼失。
そして震災後の復興に際して、このフランス波止場が瓦礫の集積場に指定され、埋め立てられたことで現在の山下公園の地盤ができあがりました。その後、公園計画に基づき工事が着工され1935年(昭和10年)3月15日、山下公園として開園。
敗戦後のアメリカ軍の接収を経て再整備され、1961年(昭和36年)には氷川丸が係留、マリンタワーが隣接して建築されほぼ現在の公園と同じ姿になりました。
2004年(平成16年)2月1日の横浜高速鉄道みなとみらい21線の開通により、今までよりも交通アクセスが便利になったものの、残念ながら昨年、氷川丸とマリンタワーの営業が終了してしまいました。
しかしながら、開港150周年にあたる2009年(平成21年)には再びこの3者が揃うことが決まり一安心です。
やはり横浜港には山下公園と氷川丸、そしてマリンタワーが必要不可決ですよね。
山下公園 (横浜市環境創造局計画課 代表的な公園)
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/park/yokohama/kouen008.html