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食とアート展

木曜日担当の橋本です。現在、馬車道BankARTで開催されている「Restaurant1929〜食と現代美術part3」に行って来ました。この企画は「食とアート」を切り口としてBankARTが毎年行っているもので、今回で3回目を迎えます。

毎回食べ物をモチーフにしたアート作品が展示されたり、食に関するイベントが行われているこの企画ですが、今回はより「食」の部分に比重が行われています。

タイトルに「Restaurant1929」とあるように、レストランに必要な家具やテーブルウェア、そして実際の食べ物を、様々な美術作家や建築家などの手に委ねて、BankARTのホールをレストランに変身させていくという設定です。


例えばパンを素材にして様々なアート作品を制作する大橋渉さんは、パンを使ってランプシェードや時計を制作。実際に食べるのは無理そうですが、実用品として機能しています。

深沢アート研究所は、テーブルセットを制作するワークショップを開催。アルミホイルを用いてつくられた愛らしい造形がたまりません。おままごとには使えそうです(笑)


高橋永二郎さんのテーブルはなんと天板がギアのようにかみ合って回転しています!立食パーティーなどでは役に立つかも?

その他にも、食をテーマにした様々な作品があり見ごたえのある展覧会です。

そして極めつけはなんと11:30〜14:30の間だけ行われているランチバイキング!80km圏内の食材を80%以上使用するというコンセプトでBankARTの近所にお店を構える「80*80」による提供で、値段は入場料込み1,000円。

残念ながらわたしはまだこのランチバイキングにありつけていないのですが、食をテーマとしたアート作品に囲まれての食事は楽しいことでしょう。

2月18日までの開催なのでお見逃しなく!


ハマ経ヘッドライン「BankARTで「食」をテーマにした企画展−ランチバイキングも


筆者 橋本誠

横浜国立大学マルチメディア文化課程卒業。ギャラリー勤務を経て、フリーのアートプロデューサーとして活動している。主な企画展にReading Room(BankART studio NYK/2005)など。2006年11月より横浜ベイクォーター内「ギャラリーBox」の作品展示をP3 art and environmentの芹沢高志と共に企画・制作。

展覧会・イベント情報サイトTokyo Art Beatのレビューページ「TABlog」に編集兼ライターとして参加、ポータルサイトAll About「アート・美術展」ガイドを担当するなど執筆活動も行っている。