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さなぎの食堂とNPO法人さなぎ達とお好み焼き「ころんぶす」

本日11月29日(土)22時25分〜22時55分、NHKにっぽんの現場」でさなぎの食堂が取り上げられます。
さなぎの食堂の活動を紹介する30分のドキュメンタリー番組。

このさなぎの食堂、ヨコハマ経済新聞の編集部がある日本大通りのZAIMから歩いて数分の距離。
300円の定食は、満足度高い。

ヨコハマ経済新聞では2006年6月に、NPO法人さなぎ達が運営する「さなぎの食堂」が、コンビニエンスストアのローソンと協力し、店舗で販売期限が切れたパンや弁当などを食堂で活用する試みをスタートしたコトを記事にした。

「さなぎの食堂」にとっては公益的活動の安定実施(食材の無料調達)に、ローソンにとっては食品廃棄物の減量やCSR(企業の社会的責任)の推進に、横浜市はゴミの減量を目指す「G30」の推進や市民活動の支援につながる活動としてモデル化し、循環型社会の実現に取り組んでいる横浜から、「横浜型もったいない運動」として発信することにより、身近なことからもったいない運動の輪がさらに広がっていくことを目指すとのこと。


「さなぎの食堂」は、寿地区の生活者等に対して、安価で栄養バランスに配慮した食事を提供するとともに、地区生活者のジョブトレーニング等を行っているが、このジョブトレーニングを、先週石川町駅近くにオープンしたお好み焼き「ころんぶす」でも行っていくそうです。

今回の店舗の出店は、横浜市共創推進事業本部が今年度設置した「共創フロント」に対し、寿地区活性化や青少年の自立支援で実績を積んできた民間団体が提案した共創事業の事業化第1号となる。

 店長の長袋雷冶さんは「K2インターナショナルは、17年間にわたり、国内だけでなく、ニュージーランドとオーストラリアでもお好み屋を運営してきた実績があります。各地域で受け入れられてきた、プロのスタッフが誇りを持って提供する本格的なお好み焼き料理を是非食べに来て欲しい」と話す。

 また、同社で就労支援事業の責任者を務める岩本真実さんは「今回の事業は、国と横浜市の支援を受けて、寿町で『さなぎ食堂』の運営や路上生活者の支援に取り組むNPO法人さなぎ達と、簡易宿泊所を改装した安宿『ホステルビレッジ』の運営を行うコトラボ合同会社と連携して展開します。店舗は、K2インターナショナルがこれまで行ってきたニートや引きこもりの若者の就労支援の場としての役割に加え、社会的に不利な立場にあり仕事に就く事が困難な地域の人たちに就労機会を提供することも目的の一つ。さまざまな分野の団体や企業とのつながりを大切にし、地域社会を元気にする新しい試みに積極的にチャレンジしていきたい」と今後の抱負を話した。


今後の展開に注目したい。