「今世紀最後の横浜対横浜の戦いを観に行こう!」
これは、横浜F・マリノスのサポーターが積極的に配布していたチラシのキャッチコピーです。同チラシは日産スタジアムで横浜F・マリノスホームにより2007年8月11日に行われた横浜FCとのダービー第二戦にむけての配布物なのですが、チームの降格を示唆させており挑戦的でした。
ここまで挑戦的なものになっているのは、前回のダービーが一因となっているでしょう。
9年ぶりに行われたダービー第一戦は横浜市三ツ沢競技場で横浜FCホームにより行われました。結果は1対0のJリーグに昇格してまもない横浜FCが勝利。横浜F・マリノスはこの敗北を機に次のダービーへの闘志を燃やしたのかもしれません。その意気込みが横浜F・マリノスが作製したポスターの「最後のダービー」というキャッチコピーにも現れています。
そもそもこの両チームには深い関わりがあります。以下は前述のチラシの説明から引用です。
かつてJリーグには横浜フリューゲルスというチームが存在した。しかし、1998年、横浜フリューゲルスは親会社の方針により消滅の危機に立たされた。その際、救済措置として横浜マリノスと合併し、現在の横浜F・マリノスが誕生した。
その後、横浜フリューゲルスを存続させようとした人たちによって新たに横浜FCが立ち上げられ、下部リーグでの戦いを続け今年Jリーグへ昇格した。
しかしながら、このような製作物にはスタジアムを増員させようとする意図があってのことです。横浜F・マリノスはダービー第一戦後、7万2370人収容の日産スタジアムを満員にすることを目的に「8・11トリコロール宣言プロジェクト」が発足し、単発の試合では異例の費用(約1400万円)と時間をかけ来場を促進しました。
横浜F・マリノスサポーターによる今回のチラシも横浜F・マリノスの意気込みに同調して作られたものでしょう。試合を盛り上げたいという気持ちは両チーム・サポーターとも一緒のはず。そして当日の入場者数は53,916人にもなったのです。
今回は8対1と横浜F・マリノスの勝利となりました。来季も横浜ダービーが開催し、両チーム・サポーターがいい刺激を与えながら、横浜スポーツの一大イベントとして発展していくことを期待しています。
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http://www.f-marinos.com/index_dist.php
横浜FC オフィシャルホームページ |
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20070613-OHT1T00061.htm
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