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横浜の観光入込客数が過去最高に -年間4,107万人

 横浜市は4月24日、横浜市の平成19年の観光入込客数が、前年の3,996万人を約111万人上回る4,107万人となったことを発表しました。これは横浜博覧会が開催された平成元年の4,019万人を上回る過去最高の数値だそうです。

みなとみらい21地区や桜木町周辺が集客の中心で、この地区では前年を111万人上回り約897万人で45.7%の増加。
宿泊客も宿泊商品の造成の効果やホテルの新規開業で、全体で約12万人の増加となりました。

主な増減要因等
(1)総括
 平成19年は、前年に多くの集客があった「氷川丸」や「マリンタワー」等の集客観光施設の閉鎖や「国際花火大会」の中止などで集客減が見受けられたなか、観光施設の開業、リニューアルなどにより盛り返しが見られました。イベントプロモーションの強化や、「横浜観光プロモーションフォーラム」を中心とした民間主体のプロモーションに積極的に取り組んだことよる集客効果などで前年を大きく上回り、横浜博覧会が開催された平成元年を超える過去最高の数値を記録することとなったと考えられます。
(2)観光施設
 観光施設は、「氷川丸」や「マリンタワー」等の閉鎖した施設があったものの、新規開業やリニューアルオープンした施設があり、約162万人(6.3%)の増となりました。
(3)観光交通機関
 「横浜ブリリアントウェイ」等の集客効果により、1、2月は観光スポット周遊バス「あかいくつ」等の利用者数が伸びたものの、後半の天候不順等により利用者数が落ち、年間の利用者数は0.7万人(0.4%)の微減となりました。
(4)観光イベント
 「大道芸」、「ワールドフェスタ」などの既存イベントや、「横浜アジアンウェーブ」などの新たなイベント開催により集客したものの、国際花火大会の中止等により約61万人(8.1%)の減少となりました。
(5)宿泊施設
 「横浜観光プロモーションフォーラム」を中心とした横浜宿泊商品の造成の効果、施設の新規開業で、全体で約12万人(2.5%)の増加となりました。

 横浜開港150周年を迎える2009年の観光客の入れ込み目標は5,000万人。

中田市長は「開港150周年に合わせてキャンペーンを誘致してきたので、メーンイベントと連動して2009年の目標である観光客数5,000万人の達成を目指したい」と話している。

 目標達成のためにも、官民連携で、横浜の観光情報を編集発信する新たな取り組みに期待したい。