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四季を味わえる空間〜瀬谷区・長屋門公園〜


横浜市瀬谷区阿久和東にある長屋門公園は住宅街と自然に囲まれた場所に位置し、四季折々の姿を楽しむ事ができる。
今の季節であれば、梅や柚子等の花が楽しめ、ウグイスやアオジなどの野鳥にも出会える。

長屋門は旧大岡家が明治17年に建築されたとされるもので、門をくぐれば泉区和泉町に構えていた旧安西家の母屋や水屋、穀倉に文庫倉なども現存し、先人たちの農村での暮らしぶりがしのばれる。
これらの建築物はみなとみらい21地区のドッグヤードガーデン、新港地区の赤レンガ倉庫、北仲地区のBankART1929などと同じく「横浜市認定歴史的建造物」なのである。

これらの建築物を使っての寄席やギャラリーなどの文化的イベントも数多く催されている。
ホームページでの情報を軽く列挙させていただくと、来たる2月23日夜には「長屋門寺子屋〜夜の雑学教室〜」があり、3月には「ひな祭り」として母屋内にお雛様が飾られる。
長屋門の2階では「おもちゃの病院」という家で眠ってしまった壊れたおもちゃを「治療」するという定例イベントとして開催されている。
また、母屋の裏の雑木林のゾーンでは、2月23日に「竹炭焼きに挑戦」のイベントが開催される。
竹林は適度に切らないと、新たな竹の子が生えてこないそうだから、自然な行為なのである。

長屋門公園は入場無料だが、イベントの参加は有料である。しかし、物や自然を大切にするという心を養うには最適な場所である。
老若男女問わず、世代間交流がこういう所から盛んになれば、わが国もまだまだ、捨てたもんではない。

記事:田中 健介

・「長屋門公園」
http://www4.ctktv.ne.jp/~kominka/index.htm