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カラオケだけではない新名所〜馬車道・シダックス関内クラブ〜

その日、横浜は雨だったので、知り合いとカラオケに興じる事となった。かつては地元に冨澤君と言う歌が上手いイケメンや浦越君と言う音楽家志望?の友人がいた影響で頻繁にカラオケボックスへ通ったものだが、今となっては人前で歌う事が少々照れくさい。いや、日頃何かと溜めていたストレスを発散する良い機会であろう。この際、加齢と共にいつの間にか厚着をしていた私の心も裸にして、思いっきりはじける事としよう。

4年ほど前にオープンした「カラオケシダックス関内クラブ」は、旧丸井馬車道館であったマンションビルの向かいに位置する。とかくこの手のチェーン店はどの都市を巡っても特徴に乏しく、都市生活の画一化を連想してしまいがちではあるが、この店はオープン前から「地域密着・連携」のコンセプトを持っていた。
かつては映画館などでクールに賑わった馬車道も、やはりみなとみらい21地区などの人気でなんとなく寂しい街となってしまった感は否めない。しかし、ちゃんと歩けばそれなりに味のある街並であり、古くからあるジャズクラブ等が今も多く存在している。シダックスはその点に着目し、1階部分をジャズサークル等の「発表の場」すなわちフリースペースとして地元に開放しているのだ。そのスペースは映画も上映できるようなスクリーンもあり、結婚式の二次会などのパーティーも出来そうな広さである。
シダックス馬車道で地元と連携してゆこうと言う姿勢・心意気は、看板の下部にある馬車の絵にも表れている。なんとも粋な計らいである。

昼間のフリータイムで、約5時間も入り浸ってしまった。どうせ雨で極寒であったので、室内でぬくぬくとカラオケ、と言うのはなかなかのものであった。さんざん歌った後はイセザキへ繰り出しちょいと一杯。我ながら良い休日の過ごし方をしたと認識しているつもりだが………。

記事:田中 健介

・グルメぴあ カラオケシダックス横浜関内クラブ

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