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横浜都心臨海部のビジネス&カルチャー情報を配信する「ヨコハマ経済新聞」編集部のブログ

「ワイヤレスLAN横浜プロジェクト IN 日本大通り」

横浜市中区の日本大通りは、明治12年にR.H.ブラントンにより設計された日本で初めての西洋式街路で、神奈川県庁やZAIM(旧関東財務局)などの歴史的建造物が立ち並ぶ道幅の広い街路。関東大震災の復興整備によって、植樹帯にイチョウが植栽され、現在に至っている。

日本大通りでは、平成17年9月より、歩道を活用したオープンカフェを展開し、新しい賑わい景観の創出、地区全体の集客性の向上、道路空間の適正利用を図っている。

この日本大通りで、無料で使える公衆無線LANの実験実証が7月28日にはじまった。

このプロジェクトは「ワイヤレスLAN横浜プロジェクト IN 日本大通り」として、日本大通りにあるオープンカフェに複数の無線LANのアクセスポイントを設け、無線LAN対応端末を持ち込めば誰でも無料で無線ブロードバンドを利用できる環境を構築し、同エリアへの集客・認知度向上と、新しいビジネスモデル創出についての検証を行うもの。 パソコンをもっていれば、簡単な設定で誰でもネットにアクセスできる。

 期間中に、ノートパソコンだけでなく端末メーカやサービス提供事業者などの協力を得て、無線LANに対応した様々な端末の屋外における新しい利用方法を検証する実験事業を実施していく予定。

横浜には、新しいサービスの開発や実験実証の場として適した環境がある。いつでもどこでもインターネットにつながる時代はもう目の前。今回のプロジェクトは11月まで続く。その期間中の実験展開を楽しみにしている。

ちなみに、8月3日には、この展開について関係者が集まりトークするフォーラムイベントも行われる。
http://yokohamalab/forum/

8月3日には、同社担当者のほか、日産自動車の次世代カーナビゲーションシステム開発担当者、横浜観光コンベンション・ビューローの担当者らが参加するトークセッションが日本大通りの創造拠点「ZAIM」で開催される。フォーラムでは、現在進行中の「Wireless LAN Yokohamaプロジェクト」を紹介し、事業に関心ある企業や団体の参加を呼びかける。


リエーターやビジネスマンにとってもはやインターネットは欠かせない道具。「創造都市・横浜」を標榜する横浜市で、さらにこういった動きが加速していくことを期待したい。


今日、僕らのNPOで運営しているネット新聞「ヨコハマ経済新聞」の記事にこんな記事をupした。

▽「魅力的な市」調査で横浜は3位−「センスの良いまち」で1位に
http://www.hamakei.com/headline/2558/

こうした、インターネットの接続環境やサービスを整備することもまちの魅力向上の一つとして価値ある動きだと思う。