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伊勢山皇大神宮

伊勢山皇大神宮が竣工したのは1871年(明治4年)、創建は前年の1870年(明治3年)で神奈川県副知事の井関盛良氏が太政官に建白書を送り「伊勢山に皇祖の御社を勧請あれば、高麗の宮殿を創立し、国家の鎮護を祈り、人民をして、崇敬胆仰せしめん」との布告を頂いたことに始まります。

横浜開港に伴い、押し寄せてくるであろうキリスト教などの海外思想に対する日本人の、そして開港場である横浜の人々の精神的支柱としてつくられました。
まして幕藩体制から明治政府による天皇親政体制へ転換して間もないこの時期に、皇室の祖神で、伊勢神宮の内宮の御祭神である天照大御神を、伊勢山皇大神宮でも御祭神とすることを許されたのは、開国に伴う当時の日本の海外思想への強い警戒心と明治政府の強い意思表示でしょう。


時代は変わり、もはや当初のような海外思想流入に伴い日本人のアイデンティティが失われるような心配はなくなりましたが、今も静かなこの伊勢山から横浜を、そして日本を見守ってくれています。
そして当時から現在に至るまで「関東のお伊勢さま(さん)」と親しみを込めて多くの人に敬われているのも変わりません。


周辺にはみなとみらい21地区や野毛山動物園など多くの散策・観光スポットがあり、訪れる機会も多々あるかと思います。
その際には「横浜の総鎮守」たる伊勢山皇大神宮を訪れ、いつもとは違う、神聖な空気に触れてみてはいかがですか。


交通
 JR京浜東北根岸線桜木町駅下車、徒歩10分
 横浜市営地下鉄桜木町駅下車、徒歩10分
 京浜急行線:日の出町駅下車、徒歩10分
 みなとみらい線みなとみらい駅下車、徒歩15分



伊勢山皇大神宮公式ホームページ
http://www.iseyama.jp/index2.html