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風車のネーミング応募で「風車の模型」がもらえるかも

 横浜市は2003年度に市役所職員の発案をきっかけに、横浜港の瑞穂ふ頭(神奈川区)に高さ118メートル、羽根の直径80メートルの風車を設置した。

 横浜市風力発電事業は、市場公募債の発行による市民参加と、「グリーン電力証書システム」の活用などによる企業参加により、市民、事業者、行政の協働で取組み、自然エネルギーの利用促進や地球温暖化対策事業の一環として、環境行動のシンボル的事業として進められている。最大出力は約1,980キロワットで、年間発電量は約300万kWh。発電した電力はすべて、三井物産の子会社「GTFグリーンパワー」に売却する。
 
 この風車、発電による電力を売却した収益だけでは、採算はとれないという。大きな目的は、横浜市民に環境問題への意識を高めてもらう啓発的な意味あいが大きい。

 建設費は約5億円。国からの補助が2億円。資金調達には、5年満期の市場公募債「ハマ債 風車(かざぐるま)」を発行。「ハマ債風車」は横浜市初の事業特定型の住民参加型市場公募債で、利率は1.18パーセントで風車の高さ118mと同じ数字。公募債は3日間で完売したという。

 現在風車は、フランス月間にちなんでトリコロールカラーにライトアップされている。

横浜市は、この風車のネーミングを募集も開始した。

 横浜市環境創造局は6月15日まで同シンポジウムの参加者募集を行うほか、30日まで風力発電所の愛称を募集してており、応募された中から数点選び、市民投票によって決定する。1次選定作品の中から抽選で「風車の模型」が進呈される。

ステキな名前を考えて応募してみませんか?