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「黄金町プロジェクト」ってなに?

黄金町を舞台に「黄金町プロジェクト」が行われている。
京浜急行線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」を結ぶガード下の路地は俗に「黄金町」と呼ばれ、かつては「ちょんの間」という小さな特殊飲食店が軒を連ねる風俗エリアだった。

一昨年、近隣住民の浄化活動と神奈川県警の一斉摘発によって売春が一掃されたが、それに伴い人の往来が減り、無人となった店舗がそのままになっているのが実情だ。しかし、この地域を活性化しようとする新たな動きも出始めている。今回は、そんな黄金町の「今」をレポートする。(ヨコハマ経済新聞 特集記事)

そんな黄金町ではじまった「黄金町プロジェクト」とは何か? プロジェクトのホームページによると、

多様で、変化に富んでいて、オープンで、誰もが親しめて、外へ外へと拡張していけて、ちょっとオシャレで、それでいてどこか懐かしくて・・・この町の未来をイメージしながら、町づくりの活性化に貢献できるような企画を考えよう。そして考えるだけでなく、アイデアを実現すべく、実際に働きかけていこう。これがこのプロジェクトの大まかな趣旨です。

最近いくつか面白い展開をしているこのプロジェクト。

金町駅近くの映画館「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3、TEL 045-243-9800)内に1月13日、土曜・日曜限定のコミュニティースペース兼カフェ「Cafe JACK-YARD」がオープンした。「JACK-YARD」を企画したのは、黄金町の街づくりに取り組むグループ「黄金町プロジェクト」。同プロジェクトは、代表の梶原俊幸さんらコアメンバー4人が2004年に立ち上げ、黄金町周辺エリアでのまちづくりの企画・提案や各種イベントへの支援を行うほか、ネット上に黄金町に関する情報を集めて記録・配信する活動を行っている。

フリーペーパーづくりの取り組みもはじまった。

「この地域の魅力を外部に向けて発信するとともに、地域内の情報交換を活性化できるようなフリーペーパーを作りたい。インターネットとは違った「紙」という媒体を利用して、人から人へ繋がっていくようなムーヴメントを生み出したい。」

地域を舞台に、同じコトに関心を持つ若手が主導するこのコミュニティ・デザインの試み。
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