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横浜市立大学CSRセンター : CSRとは?

 横浜市立大学CSRセンター は、昨年4月に、横浜市立大学の大学教員と外部専門家の連携で、独自のCSR(企業の社会的責任)規格の開発と、CSRコンサルティング等を行う大学発ベンチャーとして立ちあがったLLP(有限責任事業組合)。

 CSR(Corporate Social Responsibility)とは、企業は社会的存在として、最低限の法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく、市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、より高次の社会貢献や配慮、情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考え。

 同センターでは、企業の活動に社会的公正や倫理、環境への配慮を取り入れ、 ステークホルダー(消費者、従業員、地域社会)に対し責任ある行動を取るという考え方で、コンサル・監査部門、研究部門、教育部門の3部門を置き、横浜市大独自の使い勝手のよいCSR規格を開発する。また、中小企業やNPOCSRに取り組めるようサポートを行い、経営能力と経営倫理の向上に貢献することを目標としている。
 センター長には影山摩子弥氏(国際総合科学部教授)が就任、副センター長は木村琢郎氏(国際総合科学部準教授、ヨコハマ起業戦略コース長)、齊藤毅憲氏(国際総合科学部教授)、深澤利元氏(ISOコンサルタント)の3名。

 CSRは、最近注目のキーワードとなっているが、その要因の一つは、株式市場や格付機関が企業評価の尺度としてCSRの視点を取り入れるようになってきていること。CSRの活動内容はさまざまで「地球環境への配慮」、「関連法規の遵守やコンプライアンス」、「メセナ活動」、「誠実な消費者対応」、「個人情報保護」、「地域社会参加などの地域貢献」などがあげられる。

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