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Lifestyles Of Health And Sustainability

今朝のFMヨコハマ『ハマケイ・アップデイト』の放送は、ロハスについて話をした。
ここ最近、雑誌で特集を組まれたり、企業のキャッチコピーになるなど浸透し始めているこの言葉。「ロハス」は「Lifestyles Of Health And Sustainability」の頭文字。「健康と持続可能性を重視するライフスタイル」と言う意味。
スローライフ」、「エコロジー」、「癒し」などのキーワードの広まりも「ロハス」ムーブメントと関係している。
ロハス」は1998年にアメリカの社会学者と心理学者が提唱したライフスタイルのコンセプト。大量生産、大量消費を良しとする現代社会へ反発する意識が、ライフスタイルになって広まってきて、地球環境や、社会正義、自己啓発に深い関心を寄せる人々が出現してきたという。

横浜では、いま、JR桜木町駅建物にミュージシャンの坂本龍一さんの写真とともに「みらいに、ロハスを。」というキャッチコピーの大きな看板がある。
これは三菱地所みなとみらい21地区の大規模・超高層マンションプロジェクトの広告。地球温暖化防止を視野に入れ、緑が多く、安全で、環境への負荷が少ないマンション。この4月に売り出した全601戸は2ヵ月で完売したというし、追加で12月に売り出した125戸も3日間で全て売れてしまったという人気ぶり。
このマンションに「ロハス」というキーワードをつけたのは、坂本龍一さん本人だったそうだ。
http://www.hamakei.com/headline/578/

12月2日には、ニューヨーク生まれのヨガスタジオ(スタジオ・ヨギー)が横浜にオープン。オープン10日で400人の会員が集まったという。
「ストレスが多いこの社会で、ストレスをコントロールして、健康的な心の状態を保つこと」はとても大事。ヨガも単なるフィットネスではなく、精神的な要素があって広く受け入れられているのだろう。
http://www.hamakei.com/headline/1173/

ロハスをテーマにネットに「Lohas−yokohama」というホームページをつくって、起業した主婦もいる。妊娠・出産をきっかけにロハスに目覚めたのが、起業のキッカケにもなったそうだ。

LOHASの「S」は『サスティナビリティー』の「S」。
この『サスティナビリティー』(持続可能性)と言うキーワードは、ここ数年、ビジネスの世界でも、政治の世界でも急速に広まってきている。
コトを「持続させていくこと」の重要性がここへきてあらためて認識されてきた。
ただ単に「はじめる」ということだけでなく、はじめたことを「持続させていく」ということの大切さを、多くの人たちが明確に意識するようになってきたということだ。


博報堂による、首都圏在住者を対象とした調査で「現在はやっていないが、今後やってみたい環境配慮型の行動は?」という質問に、「環境問題に取り組みが進んでいる企業の品物を買う」という回答が65.1%でトップとなったそうだ。

今後ますます、「ロハス」というキーワードは浸透していくだろう。
http://www.hamakei.com/special/90/