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「横浜経済人会議」で「ヨコハマクリエイティブサロン」

hamakei2005-09-02

NPO横浜コミュニティデザイン・ラボでは「ヨコハマ経済新聞」という、ネットメディアを昨年4月より編集発行している。 http://www.hamakei.com

本日、ヨコハマ経済新聞の特集記事で、「横浜経済人会議」という、横浜青年会議所が主催する今日と明日の2日間のイベントの話題を取り上げた。

この「横浜経済人会議」の関連事業で、本日「ヨコハマクリエイティブサロン」という現場がある。会場はパシフィコ横浜。入場無料。

また、本日、15時半からはBankART 1929の池田修氏も出場する分科会もある。

ヨコハマ経済新聞 ヘッドラインニュース】ーーーーーーーーーーーーーーーーー

横浜JC、「横浜経済人会議」で経済・文化のマニフェスト発信

社団法人横浜青年会議所(横浜JC)は、9月2日、3日にパシフィコ横浜会議センターにて、横浜の経済・文化芸術のあり方を模索し、政策提言を行う「第19回横浜経済人会議」を開催する。3日の13時30分からは、横浜青年会議所の本年度のテーマ「しあわせの選択」に沿って、キャスターの小倉智昭氏、中田宏横浜市長、横浜JC理事長の黒川勝氏による「しあわせ座談会」を開催する。また3日の15時からは「しあわせフォーラム」が開催され、多様なパネラーが横浜に新しい価値観を生みだすための基準「横浜スタンダード」の構築についてのパネルディスカッションを行う。2日間に渡り7つの分科会が開催され、横浜トリエンナーレ2005総合ディレクターの川俣正氏、BankART1929副代表の池田修氏、SOHO代表の齋藤裕美氏、みなとみらいキャピタル代表の大田嘉春氏などがパネラーを務める。また、デジタル・キャンプ!の共同プロデュースにより、2日の18時からはクリエイティブ産業の最新技術を体感できる交流サロン「ヨコハマクリエイティブサロン」が開催される。なお、横浜JCはこのイベントを通して横浜の経済と文化芸術についての政策提言を行い、「横浜JCマニフェスト」として掲げる方針。開催時間は9月2日は14時から20時50分まで、3日は10時から17時まで、入場無料。
※詳しくは → http://www.hamakei.com/headline/965/
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ヨコハマ経済新聞 特集記事】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新しい横浜のマニフェストを発信!
文化も取り込む「横浜経済人会議」

9月2日と3日、社団法人横浜青年会議所パシフィコ横浜会議センターで「第19回横浜経済人会議」を開催する。今年は現代アートや文化芸術、クリエイティブといった、これまでの経済界では語られてこなかった新しいテーマも取り上げ、横浜の経済と文化芸術についての政策提言を行い、「横浜JCマニフェスト」として掲げる。次代を担う経済人は今の横浜をどう見ているのか、その現状と展望をレポート。
※詳しくは → http://www.hamakei.com/special/75/

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第19回横浜経済人会議 「ヨコハマクリエイティブサロン」 企画概要書

開催日時 : 2005年9月2日(金) 18:00 〜 20:50
開催場所 : パシフィコ横浜会議センター 301号室及び302号室
主催  : 横浜青年会議所 魅力ある横浜文化創造委員会
      デジタルキャンプ!

【 開催主旨 】

「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へ。
それはつまり、ひとつの物差しですべてのものを測ろうとするのではなく、一人ひとりの感性を尊重することの上に社会が構成されているということに他なりません。個々の感性による選択肢のもとにビジネスが成り立っている、そんな社会に変わりつつあります。またこれまで日本を牽引してきた製造業などのハード産業は中国などアジアの諸国の台頭により変革期にきていることは明白であり、今後の日本は知的財産産業つまりコンテンツ産業(映画、音楽、出版物、ゲーム、デジタルアート等)に大いなる期待が寄せられようとしています。しかしながら消費者、供給者ともにハードからソフトへとの変革は容易なものではなく、意識・環境・法的整備など全ての面でクリアしなければいけない課題は多数残されています。知的生産物の主たる供給者であるクリエイターは、まだ全体のパズルのひとピースに過ぎず、ビジネスとして世界に立ち向かうだけのモデルは確立されているとはいえません。日本は今、経済的にも文化的にもとても重要な分岐点にいるのです。
第19回経済人会議において、横浜青年会議所がこれからの横浜の経済・まちづくりを担っていくだろう経済人・行政関係者・クリエイティブビジネス関係者・市民と共に横浜こそが知的財産立国を目指す日本を先駆ける都市になるべく、共に一歩を踏み出し相互理解を深める場を提供したいと考えます。


【 企画概要 】

横浜経済人会議において来場される多方面の関係者に対し、堅苦しい場の提供ではなく飲食を提供しながら「感性が生み出す創造力」というものを体感していただき、新しい発見を感じて頂きたいというのが今回の大きなねらいです。ハイテク技術、IT技術、クリエイティブ、映像。今後まだまだ大きな発展性のあるものばかりですし、横浜に根付いてもらいたいものです。それらの技術とクリエイティブが融合することによって、新しいコンテンツやプロダクトが生まれるという事を予感させられるデモンストレーションを行います。そしてそれらは実は思いのほか身近にあるのだという事を認識することこそ、新しい時代の幕開けの第一歩となるのです。


プログラム内容

1. コンテンツ産業の現状 の説明プレゼンテーション

コンテンツ産業の現状。これをまずは認識・理解しないことには来場者の思考イメージはバラバラになってしまいます。数字を多用しながら堅苦しい内容を、映像・音楽を使用して、わかりやすくプレゼンテーションいたします。


2. モーションキャプチャー  

「Motion Capture」
ターゲットマーカーという白いボールを体に付けて複数の赤外線カメラが検知することによって、その位置を三次元空間の中で解析し動きの情報として取り出す技術です。それによりCGで作られたキャラクターに人間のような動きを与えたり、実際には撮影不可能な場所やアクションを可能にします。今では映画のメイキングなどで目にする機会も多くなりましたが、スポーツ業界などの多分野においてもこの技術は応用されています。多方面でのビジネスにも使われているこの技術、コンテンツ産業においてもアニメ映像の世界を実写映像まで昇華させることにも貢献してきました。
今回はステージ上で繰り広げられるプロダンサーのパフォーマンスにこの技術を融合し、スクリーン上でのCGキャラクターに連動する様を演出いたします。


3. 3D立体映像

愛・地球博」においても一つの映像コンテンツの目玉として扱われている技術です。映画「スパイキッズ3」など商業コンテンツとしての成功事例も出てきています。右目用の画像と左目用の画像をバラバラに作ると、3D映像用の特殊メガネを使用することによってスクリーンから映像が飛び出して見えます。横浜の身近な風景を3Dの映像としてご覧いただくこと、また完成度の高いコンテンツ映像を上映することによる演出も用意します。


4. ロボット

ロボット技術において、日本は世界の最先端です。ロボットそのものも今や大衆エンドまで広がりを見せ始め、映画「ロボコン」や、宇多田ひかるのプロモーションビデオにもロボットが出演するなど、エンターテイメント産業にも波及してきています。工業用ロボット、医療用ロボット、教育用ロボットなど既存産業で活躍しておりますが、この最先端の技術をクリエイティブな発想のもと、さらなる未知の方向へと広がりを見せることも今後重要なことです。
3体の人型ロボットによるステージパフォーマンスを提供し、最前線の開発者の皆さんと新しい広がりの話を繰り広げていきます。


5. 映像「デジタルアーカイブ」

黒船により開港、戦争、関東大震災を経て、大きく発展してきた横浜という都市には、その時々の様々なシーンがあったはずですが、それはアーカイブ化されていません。横浜の映像シーン、地域に根ざす経済人とクリエイターがクリエイティブ産業の先駆的な都市づくりを目指し、デジタルアーカイブの構想を打ち出した映像をご覧いただきます。


6. ディスカッションタイム

くつろいだサロンという場の提供というなかでも主旨に基づいた意識の啓蒙をするために公開ディスカッションという形でメッセージを発信していきます。横浜青年会議所が考える都市におけるクリエイティブ産業の拡充の必要性と将来性を世界の都市における成功事例を挙げながら議論を展開することによって来場者の前向きであり、具体的なイメージ像をフォローします。しかしながら現状の産業構造に問題があることも確かであるので、現場当事者のクリエイター側より問題提起と目指すべき仕組みを提案します。


7. コラボレーションパフォーマンス

モーションキャプチャー、ロボット、3D立体映像、ダンス、音楽などを一同に集めてコラボレーションライブパフォーマンスを展開いたします。プログラムのラストパフォーマンスとしてエンターテイメント性の強い演出にいたします。

飲食の提供も含め、全体的にリラックスできる空間を演出し、多種多様な来場者がひとつのテーマを共有する中で、コミュニケーションの輪を広げる場作りをめざします。


【 全体進行プログラム 】
17:30    受付開始
18:00    開会
       主催者挨拶   横浜青年会議所理事長  黒川勝
       プレゼンテーション1  「クリエイティブ産業の現状」
       主旨説明 及び 関係者挨拶
18:20    プログラム1  「モーションキャプチャーの新しい試み」
    プログラム2  「ロボット技術の新しい広がり」
    プログラム3  「3D立体映像の可能性」
    プログラム4  「JCとクリエイターによる映像制作の試み」
20:00    プログラム5  ディスカッション・タイム
20:40    プログラム6  コラボレーション・パフォーマンス
20:50    閉会   

以上