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横浜都心臨海部のビジネス&カルチャー情報を配信する「ヨコハマ経済新聞」編集部のブログ

 横浜港のス−パ−中枢って何?


貿易によって経済を成長させてきた日本。その中でも東京港川崎港、横浜港は海上輸送における日本の中心として、お互い異なった背景を持ちながらも国際貢献と社会発展に努めてきた。
また、産業と人口の4割近くが京浜地区に集中するということもあり、その重要性はこれからも益々高まってくることが予想される。


しかしここ最近、近隣のアジア主要港の急速な躍進の影響もあり、日本における外国船舶の寄港率、そして相対的な地位の低下目立つようになってきた。言わば、日本の港は海外や近隣アジア諸国に比べて諸経費が高い(船舶の停泊料や税金など)そしてサ−ビスが劣っている(船舶の待機時間や荷役のスピ−ドなど)ということになるわけです。当然そんなことでは、国際競争力の低下で埋れ、安定的な経済成長も不安になってしまいます。
そこで、もっと横浜港を含めた京浜港をもっと利用してもらおうと諸外国にアピ−ルするために、官・民連携によるサ−ビス強化とコストパフォ−マンスの実現に向けて推進していこうというプロジェクトです。


もちろんこのグロ−バルな時代に並大抵なことではないでしょう。港の整備や管理などのインフラ面はもちろん、国際港ならではの24時間コンテナタ−ミナルのオ−プン化、リードタイムの削減、環境問題への取り組みなど、実際の改善策やすべき課題は山積みです。
今後、横浜から日本に、そして世界に続く横浜港の取り組みに期待と注目が集まりそうですね。


横浜市 港湾局より一部抜粋)

記事:やまだかずひろ