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鎌倉のCKBファン聖地が閉店、そして横浜中華街にやって来る!!


横浜出身の歌手・音楽家は古くは渡辺はま子美空ひばりからゴールデンカップス小田和正、ゆず、クリスタル・ケイ、MIGHTY CROWNなどと幅広いジャンルにおいて存在してきたが、ボーカルで作曲家の横山剣率いるクレイジーケンバンドもまたヨコハマ色の強いアーティストである。

昨年に結成10周年を迎えたクレイジーケンバンド(以下CKB)は、港・ヨコハマの重箱の隅をつつくような、或いはたたいて埃を出してしまったような情景を音楽として具現化し、その中毒性のある楽曲に年々熱狂的なファンを増やし続けている。


そんなCKBファンが集うあるお店が鎌倉市湘南モノレール富士見町駅そばに存在していた。その名も「クレイジーケンズ・シンジケート シンデレラ・リバティ」である。サブタイトルは「湘南モノレール沿線でいちばんダメな特殊雑貨商」。実はこのお店、横山剣さんの御両親が営んでおられ、御両親に挨拶をすべく全国各地のCKBファンがここを訪れていた。さすがに肉親が経営しているだけあって、CKBのオフィシャルグッズはもちろんのこと、剣さんの愛用品の数々が多く並べられていて、コアなファンたちはそれらを買い求め、身に付けることで東洋一のサウンドクリエーター・横山剣に少しでも近づけたと優越感に浸るのだ。それ以外にも微妙な骨董品なども陳列しており、「特殊雑貨商」としての役割も見事に果たしている。買うものなどなくても、御両親の来客者ひとりひとりに対しての優しさに癒され、温かい気持ちになれるのだ。


そんなファンたちの言わば「聖地」とも言われる場所が、去る1月27日をもって閉店してしまった。いろいろと事情があったようだが、なんと横浜中華街の関帝廟通りにある「横濱バザール」の2階へと移転し、店名も「スージーウォン」として来たる2月6日、中国旧正月の大晦日でもある日に新装オープンすることとなった。今度は「CHINA TOWNでいちばんダメな特殊雑貨商」。中華街を舞台とした楽曲も数多いCKBらしい場所に再び御両親の温かい心遣いに触れさせてもらえるのはありがたい。

CKBファンの方は中華街でのお食事がてら、是非とも行ってみてはいかがでしょうか?

記事:田中 健介


クレイジーケンバンド OFFICIAL WEB SITE

シンデレラ・リバティ(閉店)

SUZIE WONG'S SOUVENIR SHOP(2月6日オープン)