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みなとみらい万葉倶楽部

横浜中心部にいながら気軽に温泉に浸かれるところ。
それがこの「横浜みなとみらい万葉倶楽部」。
2005年6月25日のオープン以来多くの人の憩いの場として、また横浜みなとみらいの観光スポットの一つとして利用されている。


東京、神奈川の都心部で温泉を謳うところの多くが地層の関係から黒湯である。
黒湯以外の温泉を楽しむとなると、やはり時間と手間をかけて現地に行くしかなかったところ、都心部にいながら気軽にホンモノの温泉地の湯を楽しめるシステムを作ったのがこの万葉倶楽部
現在、万葉倶楽部では湯河原や熱海にある源泉からタンクローリーのピストン輸送によりこの横浜の他にも町田、小田原、秦野や沼津へ天然温泉水が輸送されている。


温泉かどうかは問わず大きな湯船に浸かっているととてもリラックスした気持ちになれる。
今まででも銭湯や健康ランドなどの大きな湯船でも十分リフレッシュできたが、平成の今日では自宅風呂の普及率に伴い、それまで街中に普通に存在していた銭湯の多くが次々にマンションなどへ変わり姿を消しつつある。
健康ランドでは今でも以前と変わらず楽しむことができるものの、やはり湯船へ注がれる湯が温泉となると気持ちも変わってくるのではないだろうか。
まして、ここでは横浜の中心部にいながら温泉を堪能できるだけでなく、9階屋上の展望足湯庭園から、みなとみらいなど横浜の風景を楽しみながら、足だけではあるが湯に浸かることもできる。


かつては国木田独歩夏目漱石の偉人が愛した湯河原の湯と自然。
偉人らと同様に湯を楽しみながらも、現在の私たちが目にするのはみなとみらいの高層ビル群。
時代の流れに伴う便利さを実感しながらも、旅情や風情は足りないかもしれない。
それでも温泉で「寒」と」「暖」を同時に楽しめるというのは、この季節に都会で叶う限りの最高の贅沢ではないだろうか。
いずれにせよ、ストレス社会の今日、その湯を身近に堪能できる施設があるのは大変ありがたい。



横浜みなとみらい 万葉倶楽部
http://www.manyo.co.jp/mm21/

万葉倶楽部
http://www.manyo.co.jp/portal.html


「横浜みなとみらい万葉倶楽部」、6-25オープン - ヨコハマ経済新聞
http://www.hamakei.com/headline/817/index.html

MM地区に出現した複合レジャー施設 「横浜みなとみらい万葉倶楽部」の全貌 - ヨコハマ経済新聞
http://www.hamakei.com/special/65/index.html