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2009年に向けて賑わう横浜小売業

横浜の小売店では2008年の年明けから、すでに来年ことを連想させるようなもの、つまり開港150周年と日産自動車本社移転に関連した企画が多いようだ。
日産が「新本社ビル」の起工式-2009年10月までに移転 - ヨコハマ経済新聞


例えばコンビニエンスチェーンのスリーエフ。同店は現在、横浜開港150周年カウントダウン企画を開催している。
http://www.three-f.co.jp/campaign/classicyokohama/index.html


企画第一弾は「クラシック横濱フェア」と称し、ありあけのハーバーを基にしたロールケーキ「濱のハーバーロール」をはじめ、横浜の銘菓・名品を紹介。また和洋中のジャンルを越え横浜に集まる職人集団、横浜ガストロノミ協議会監修による「クラシック横濱弁当」を1月9日より販売する。


また同企画は、横浜への来訪者を増やすことを目的する横浜観光プロモーションフォーラム事業に認定されていることもあり、横浜に関連する商品・観光素材を全店舗にて紹介することを通して、市内外へ開港150周年記念事業への興味・関心を高めていくことも意識している。実際、店舗内では「馬車道アイスクリン」や飲料ブランド「横濱館」の商品がPOPとともに目につく。
 


横浜駅を挟むようにそびえるそごう横浜店と横浜タカシマヤの両百貨店は、日産自動車の新型高級スポーツカー「NISSAN GT-R」を目玉にした福袋をそれぞれ用意し、集客効果に一役買ったようだ。
そごう、タカシマヤで日産GT-R福袋-2,008万円で販売 - ヨコハマ経済新聞

高島屋横浜店(横浜市)では、2万人近い行列ができた。目玉として2008万円で売り出した日産自動車のスポーツカー「GT−R」と高級腕時計「ピアジェ」に指輪のセット商品や、純金製のすきやき鍋に早速予約が入るなど、高級品が好調な売れ行きという。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080102/biz0801021822001-n1.htm


さらに、上大岡駅直結の京急百貨店でも「NISSAN with KEIKYU 家族で始めるミニバンライフ福袋」と称した福袋を用意。内容は「日産ラフェスタ20G(2WD)」と「伊豆長岡京急ホテル露天風呂付特別和洋室宿泊券(1泊2日・4名分)」のセットになり、1名限定で提供価格は100万円。横浜の百貨店では、日産自動車を題材にした福袋が多く登場した年になった。
京急百貨店・上大岡駅



このように今年は、2009年を前提とした販促企画が多くなりそうだ。しかし、例えば地元スポーツチームの活躍によるものや、それとは異なる斬新な企画が生まれる可能性も否めない。さて各店舗・各企業はどのような企画で私たちを振り向かせてくれるのか。楽しみである。

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